「PECT-SP1」仕様

1.対象検査

・貫通亀裂、不貫通亀裂検査(表面、内部、裏側の亀裂検出) 

・重ね構造の下板の貫通亀裂、不貫通亀裂検査(表面、内部、裏側の亀裂検出) 

・減肉検査 

・異材判別、材質変化の判別、焼入れ位置や範囲の判別

2.検査対象物の材質と厚み 非磁性金属

・主にオーステナイト系ステンレス、インコネル、チタン合金など。裏亀裂などの欠陥は被検体厚みが20mm程度まで検出。  

・低電気抵抗率の銅合金、アルミ合金などは薄板1~3mm程度まで。

・鉄などの強磁性体は、表面亀裂欠陥のみ検出。(焼入れ判別)

3.使用方法

・電源をONにして、5分程度ウォーミングアップ時間をおいてプローブを被検体の正常部又は基準サンプルに当てて、SET、RESET ボタンを各1回程度押して原点を設定し、被検体表面に沿ってプローブ走査して、アナログメータか、モニター表示により簡単に欠陥が検知できます。通常は事前の表面処理は不要です。

4.検査例

・SUS304 板厚6mmで、裏面亀裂欠陥を検査した場合、標準プローブで裏側の深さ2mm、幅0.2mm、長さ15mmの亀裂欠陥を明確に検出。プローブを1つ大きなタイプで使用すると、厚み20mmで深さ20%の裏面亀裂欠陥も検出。

・重ね板構造の場合もトータルの板厚が同じであれば、同程度の検出能力。

・板厚変化についても、同程度の検出能力。

・材質変化や異材もプローブを当て、走査するだけで検出可能。

・複雑な形状や溶接部の欠陥検査などは、加工などの程度によりますので、事前にサンプルでの検証が必要になります。

5.本器の特徴

交流渦電流法の特徴である「表面亀裂欠陥検出 持ち運びができて 操作が容易 前処理不要」のメリットと同様。更に、「内部亀裂欠陥 裏面亀裂欠陥 重ね構造下板の表面、内部、裏面亀裂欠陥」を検出できることが最大の特徴です。更に、他の検査法と比べて、検査の所要時間が短い為、検査のトータルコストが低減できます。

 

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6.本器の仕様

・寸法 W200mm×H125mm×D230mm

・重量 1.7 kg(バッテリー含む)

・使用温度範囲 -10°C~50°C

・電源 充電式バッテリー

・使用時間 連続5時間程度

・付属品 ネックストラップ(現地検査時の検査器首掛け用) 、バッテリー1個、充電器1個、較正用試驗片